2004年12月21日

化学療法(2回目、その2)

グリベックを用いての化学療法ですが、飲み薬だけに自宅での療養という
ことになりました。その間、1回目の化学療法によって副作用として出た
骨髄抑制からも回復して、何度か外にも外出できるようになっていました。
娘の1歳の誕生日には一緒にいられなかったけど、自分の誕生日には
自宅にいることができて、久しぶりに娘に会うこともできたし、家族で自分
の誕生日を祝うことができた、というのは、すごく嬉しかった。もし病気に
なっていなかったら普通に祝って普通に喜んでいた、28回目の誕生日だ
ったと思うけど、病気になってしまった体、精神には、とてもしみじみと
その嬉しさが染みて来たというか。。。グリベックにかける期待も大きか
ったし、これからしっかり治すんだ、という希望というかそういうもので
またかけがえのない誕生日となりました。

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2004年12月20日

化学療法(2回目、その1)

2回目の化学療法は、3月8日にスタートしました。
そして、この化学療法は、一般的に思われている抗がん剤治療と大きく
異なる点がありました。
それは、ちょっと極端ですけど、「入院を必要としない化学療法」
なんです。

 

どういうことかというと、用いたグリベックという薬が、飲み薬でかつ
副作用がほかの抗がん剤に比べると極端に少ない、という画期的な薬だか
らです。
普通は、点滴で投与し、かつさまざまな副作用が想定されるだけに絶対
入院しながらしかできない化学療法が、グリベックという薬を用いると、
自宅で飲みながらできるという、すばらしい薬なんだそうです。

 

グリベックについては、こちらに詳しい説明があります。

グリベック ご使用の患者さんのページ

注意としては、あくまでグリベックは、慢性骨髄性白血病に効くという
薬なので、他の白血病では適用できないという点があります。
この薬、登場したのは、ほんの数年前だそうで、外国での登場から日本の
厚生労働省の認可も異例のスピードだったという、それだけすごい利点を
持った薬のようです。(ただしその分、長期的に見て結果がどうかという
のはまだ時間がたってないから分からないですね)

 
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2004年12月19日

化学療法(1回目、その3)

前2回で説明したAdVP療法という化学療法は、約1ヶ月間続きました。
その間、プレドニンは毎日飲んでいましたが、アドリアシンやオンコビン

はプロトコールという化学療法のルールに従って、何日に1回、という

感じで点滴していました。採血は毎日。そうして血液の数字を見ながら、

薬の効き具合を確かめる、という感じです。

ここでできるだけ、血液中の白血病細胞を少なくして、慢性白血病で

いうところの慢性期(白血病細胞がまだ少ない状態)にもっていきたか

ったのですが、結論からいうと、期待していたほどよい結果ではありま

せんでした。


結構、抹消血に白血病細胞が残っちゃっていたみたいなんですね。

 

そこで、次の化学療法についての検討が先生方の間であり、2回目の

化学療法が3月以降、行われることになりました。

 

そしてここで登場するのが、グリベックという、画期的(と言われている)
抗がん剤です。

 

それについては、次回以降。
  
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2004年12月15日

化学療法について(1回目、その2)

化学療法を進めるにあたって、具体的にどんな風にするの?という素朴な疑問がでてくる

方もいらっしゃると思います。そこについて簡単に記したいと思います。

 

薬の投与の仕方としては、静脈に刺したラインから注射器を使って血管に流し込んでいく

方法と、飲み薬で経口で飲む方法と、おおきく2つあります。

たいていの抗がん剤は、注射器で血管に流していくのですが、私のAdVP療法で用いた

3種類の抗がん剤では、アドリアシン、オンコビンは、静脈注射で、プレドニンは経口で

体に投与する方法でした。

 

そのため、常に腕には針が刺さっている状態でそれをテープで止めています。病院では

特に体力に問題がなければ毎日シャワーが浴びられますが、そのときには静脈のラインが

ぬれてしまわないように、看護師の方に周りをビニールで覆ってもらわなくてはいけません。

(結構めんどくさい。血液内科の看護師のみなさんもきっとそう思ってるだろうな〜)

 

で、ここで使用した3種類の薬についてですが、
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2004年12月13日

化学療法について(1回目、その1)

私の慢性骨髄性白血病(CML)に対して、まずは白血病細胞をやっつけなければならない
ということで、抗がん剤を用いた化学療法がすぐにスタートしました。
私の場合には、AdVP療法といって、主にアドリアシン、オンコビン、プレドニンという
3種類の薬を使っての治療となりました。

抗がん剤というのは、よく知られているように、がん細胞をやっつける強力な作用を持つ
薬剤です。そしてそのぶん、患者の体の健康な部分への負担や副作用がおおきな薬でも
あります。抗がん剤を使うに当たって、あらかじめ先生からこの薬はこんな副作用が
あり得るという説明を受け、同意書にサインします。
その内容は、すべてまともに心配していたらそれこそ命がいくつあっても足りないくらい
いろんな副作用が書いてあります。でも東大病院では、そういったことを丁寧にひとつ
ひとつ説明してくれました。

 

白血病の治療で抗がん剤というと、一般的に知られているのは、髪の毛が抜けて、吐き気
がして、といったところでしょうか。実際にそうでしたけど、吐き気については、最初の
化学療法の段階では吐き気止めの薬がとてもよくて、ほとんど吐き気を感じることはあり
ませんでした。
脱毛については、化学療法を始めて2週間くらい、抜けないのでかえってまだ抜けないな〜
なんて思っていました。抜け始めたところで、病院内の床屋さんに病室まで来てもらって、
坊主にしてもらっちゃいました。

 

副作用で一番悪影響があったのが、骨髄抑制といって、抗がん剤ががん細胞をやっつけるの
と同時に私の正常な造血幹細胞の働きまで抑えてしまって、結局造血がされなくなる症状で
した。それで白血球のみならず赤血球の値が減り、つまり貧血気味になって、一度夜中に
お手洗いに行ってぶっ倒れてしまうアクシデントがありました。
いままで2度くらい貧血で倒れたことはあったんだけど、あれ、気持ち悪いです。
ふらふらっとして気づいたらトイレの床にのびてしまってました。
自分でなんとか意識を取り戻してナースコールできたからよかったものの、点滴をつないだ
ままだったし、特に病院の床って固いから倒れるとちょっと怖いです。
宿直の先生の判断で、大事を取って脳のCTを撮りに行ったけど、2月の真夜中、寒い病院の
通路をガラガラと運ばれるのは本当にいい気分じゃなかったし、なにより寒かった!
  
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