2005年12月12日

家族への感謝の気持ち5

病気をしている患者の立場として、家族の支えが力になってきたことは
今までも折に触れて書いてきたつもりですが、今回、感染して咳がひどく
なった局面でも、そのありがたさをとても感じました。

今回実家の両親が上京しましたが、本来は私の咳がひどくなる前に決めて
いたことで、どちらかというと孫の顔を見るのを楽しみに、っていう目的
だったのですが、一転、我が家の面倒をみたり慣れない東京での運転を
してもらうようなことになってしまいました。それでも、予定を延長して
滞在してもらい、たくさんの手助けをしてもらいました。

どんな病気でも怪我でもそうかもしれませんが、一番つらいのは、
一番そばにいる人、私にとっては妻です。
今回の咳の場合には、咳が止まらず自分が朝方まで寝られないのと同時に、
妻も心配して寝ることができず、結局、娘を起こしてしまわないように寝室
から居間に来て、二人でぼそぼそと話をしたりしていました。
その間、きっと眠かっただろうと思いますが、付き添って眠らずにいてくれ
ました。


以前も経験していることですが、今回ふたたび咳がひどくなってしまったことで
改めて思ったのですが、咳をして呼吸が浅くなってしまうというのは、単純に
息がしづらいということと同時に、果たしてこれから良くなって楽になることが
できるのだろうか?と疑問に思ってしまう、精神的な面での不安と言うか恐怖が
とても大きい、ということです。
これは、どんな病気についてついてもいえることかもしれませんが、実際の痛みに耐える
よりも、精神的な部分で不安や怖い気持ちに耐える、その強さと言うのが、本当に
必要な気がします。
そして本人だけでなく、そばにいる家族も、それとおなじ思いをしています。
咳き込むたびに、妻は耳をふさぎたくなりながら、耐えて、そばにいてくれました。

誤解を恐れずに言えば、重い病気になった本人とその家族が抱える精神的な重荷は、
周りが思うよりも深いものだし、それを他の人が理解する、というのはなかなか
難しいのではないかと思います。

とにかく、自分をいままで支えてくれている家族には、本当に感謝の気持ちを
持っています。
いまできることは、元気な体に戻って、普通の生活を取り戻すこと。
元気であれば、失ったものは、少しずつ取り返すことができるんじゃないか・・
逆に言えば、体が元気にならなければ、感謝の気持ちを体で示すことができない
から、すべてをそこに集中しよう!ってことです。



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この記事へのコメント
家族への想いや感謝の気持ちは、誰でも持っているものだと思いますが
それはもちろん人それぞれですもんね。
私も、自分が入院したときに支えてくれた両親や姉に感謝してます。
でもそれをあえて「ありがとう」と言葉に出しては言いませんけど
お互いに解りあえているのが家族なんだと思います。
奥さまは強い人ですね。大きくて素敵な愛を感じます。('-'*)
Posted by yuki at 2005年12月12日 21:51
私も家族には入院中も退院後も本当に多くのことを感謝しています。
なかなか以前の様には戻らない体調のなかで、思い描いていたような家族孝行ができず落ち込んでしまうこともあります。
でも、crambonさんのおっしゃるとおり、いまできることは体調を崩さず普通の生活に早く戻すことなんですよね。
お互い早く普通の生活に戻れるようがんばりましょう。
Posted by みかん星人 at 2005年12月12日 23:08
本と自分ひとりでは、やっていけなかったとは思います。
ケモテラ中ずっとせなかをさすってくれたのはははですし、
病院まで1時間半。5年以上連れて行ってくれた母(5歳発病から小学校卒業まで)。たまに、おいしいお肉屋さんで、「ステーキ食べて帰ろうか?」とか。

今では険悪です。治療五年を過ぎて、やや不思議な後遺症を抱えたわしは、普通に見たら底ラ変にいる人間。しかも学校まで出してくれて、無職。ニート。ほんとに新生物をやっつけたいことの仕事につきたいのに、もうない。意識がどんどん、やる気をなくしていく。
そんな今日この頃です。
Posted by ぢろう。 at 2005年12月13日 02:20
yukiさん、コメントをありがとうございます。
健康を損なってしまってより一層感謝する、というのも本来反対なのかも
しれないですけど、いずれにしても感謝の気持ちを深く持つ機会を持てた
のは事実ですし、よかったな、と思っています。

みかん星人さん、おっしゃるとおりです。
早く普通の生活に戻りたいですよね〜外科の手術と違ってこの病気の場合
には本当に時間をかけないと回復していかないので、じわじわとくる閉塞
感というか、先の見えない状況に対してしっかりと踏ん張れる精神力が
必要だな、と思います。

ぢろうさん、こんにちは。
私は5年も10年も闘病しているわけではないので、本当に長く病気と
闘う方の気持ちは理解できないのだと思いますけど、長ければそのなかで
ご家族ともいろいろなことがあると思います。でも心の底では少しでも
良くなって欲しい、という気持ちがあると思います。
Posted by crambon at 2005年12月14日 12:38
はじめまして。
先月、慢性骨髄性白血病と診断されました。なんで、、、、。が最初に頭の中に浮かんだ言葉でした。あとは、目の前が真っ白になるっていうのがふさわしいくらいなにも考えられませんでした。1歳の男の子と、4歳の女の子を持つ私にとって、このさき、この子達をどうしよう?って、自分のことより子供のことばかり考えてました。告知を受けてから1ヶ月半、幸い、入院もしないですみ、自宅でグリベックを服用しています。16万あった白血球が1万1千まで下がりました。これから、治療は長く続くと思いますが、お互い頑張りましょう。私の先生は、今のところ、骨髄移植をしなくていいと言っているのですが、ほんとにいいのでしょうか?
Posted by ちびママ at 2005年12月16日 15:17
5
ちびママさん、はじめまして。
書き込みを頂いてありがとうございます。
私と同じCMLと診断されたのですね。2人のお子様もいらっしゃるなか、
とても気持ちが落ち込んだことと思います。
でも逆に家族がいるからこそ気持ちを張り詰めて闘病に向かっていける
という面もあると思います。
グリベックで入院せずに、ということだそうですが、そのような方は
結構いらっしゃいます。ぜひ掲示板のほうもご覧ください。
移植については、現在、病気の進行が慢性期→移行期→急性転化期とある
なかでちびママさんが慢性期でとどまっているのなら、いますぐに移植
という選択肢ではない、ということなのではないでしょうか?
まずはグリベックで平常値に近いところまで落ち着いている様子で、
何よりです。いろいろと思いもしない症状で長い時間がかかったりする
と思いますが、ともに病気をやっつけるべく、がんばっていきましょう。
Posted by crambon at 2005年12月16日 22:54