最初、次世代リーダーというのは、自分と同じくらいの20〜30歳代の若手
ビジネスマンなどへのメッセージなのかな?と思って手にとって読み始めたの
ですが、実際のところはちがいました。
昨年、選抜された高校生を対象に福岡県で開催された「日本の次世代リーダー
養成塾」での講義を抜粋して書籍化したものです。講師陣が、日本経団連・トヨタ
の奥田会長をはじめそうそうたるメンバーなので、期待して読みました。
高校生向けの講義ということで、ある程度は噛み砕いて話をしていますが、
いやいやじゅうぶんに若手の社会人に対して話をしたとしても歯ごたえのある
どっしりとしたメッセージが詰まっていました。
その中で、もっとも印象的だったのは、伊藤正裕さん。
(株)ヤッパ代表取締役社長、17歳で起業 2004年経済界「青年経営者賞」受賞、
って紹介されていますね。現在22歳かな?とても若い!それなのに講義をするに
値する中身の濃い経験を知識を持っているみたい。説明するときに例える、という
話で、自社のもつWeb3Dというネット上の技術を例えて、「ディーゼルの燃料
でF1のマシンを走らせる」と表現するあたりは、うなってしまいました。
自分には、わかり易く説明したり説得したり、いまでもなかなかできることでは
ありません。テレビでも見たことがあるのですが、彼は「社員が、将来自分の子ども
を入社させたいというような会社にしたい」と言っていて、きっと地に足のついた
経営者になるのだろうなぁ、と感心していました。
伊藤さんの講義を読むだけでも、手にとって読む価値のある本です。
(以下は抜粋)
<「日本の次世代リーダー養成塾」とは>
日本の未来を担い、世界で通用する人材を育成するために、経済界、学界や改革派
知事が中心になり、全国から179名の高校生を選抜、福岡県宗像市で2週間にわたる
合宿形式で、各界トップ25人が講義を行なう。2004年、初めて行なわれ、2005年以降
も開催予定。将来的には中高一貫校の設立を目指す。塾長は奥田碩・日本経団連会長、
塾長代理は榊原英資・慶應義塾大学教授。
