東大病院の中にはタリーズコーヒーの店舗があって、入院中や外来のときに
ちょくちょく利用してお世話になっています、ってこれまで何度か書いてきた
かもしれません。
もともとほとんどコーヒーが飲めなかったのに、移植をしてから飲めるように
なって、お店でコーヒーを頼んだり、自分の家でもインスタントコーヒーを飲む
ようになりました。なんか人生の楽しみがほんの少し増えたみたいでちょっと
嬉しいです。(砂糖とミルクは欠かせませんが!)
いわゆるシアトル系のスペシャリティコーヒーというと、スターバックスとタリーズ
があるのですが、私はどっちかというとタリーズ派です。だから、東大病院の
中にタリーズができたときも、ちょっと嬉しかった。
なんで?っていうと、ロゴが好きとか、きちんと空間を仕切った喫煙席がある
こととか(ちなみにもうタバコは吸いませんけどね)、なんとなく雰囲気が自分に
とってはフレンドリーな感じがしたり、とかなんですけど、一番のおおきな要因
は、間違いなくタリーズを日本に持ち込んだ経営者の松田公太さんの存在
ですね。
三和銀行に勤めたけれど、もともと起業する意思を持っていて、アメリカで
タリーズにであって日本で展開しようと単独メールを送りつづけて交渉、権利を
勝ち取って、自ら7000万円の借金をして銀座1号店をオープンさせたのだ
そうです。失敗しても、コンビニで働いて30年か40年で返済できるから大丈夫
、という考えには、肝が据わっていてびっくりでした。
個人的には、こういう方には魅力を感じます。というか、自分は明らかにこういう
タイプの人に惚れたり憧れたりする傾向がある・・・みたい。
最初に就職した会社にも、魅力的なトップの方がいましたしね・・・
自分にはなかなかできないことをやってのけてしまうところに惹かれてしまうのかも
しれません。
すべては一杯のコーヒーから―Short latte,tall cappuccino,and grande passion
で、そのタリーズの松田さんが書いた本、昔読んだのですが、最近文庫本になって
ちょっと内容が追加されていました。その中に、東大病院の店舗についての記述
がありました。(第7章 Recent Update 初の病院内店舗)
なんでも、病気でお母さんと弟さんを亡くされた経験から、病院という場所に出店
する、ということがひとつの目標だったそうです。病院にいる入院患者や、お見舞い
に来る方へ、笑顔や安らぎを提供したいという思い・・・そういう思い入れをもって
あのお店ができたんだな、と思うと、自分も移植が終わって病棟内をあるけるよう
になってからは何度か妻とくつろぎにいったりしたもので、感慨深く感じたりして。
タリーズの病院内店舗は、他の病院でも少しずつ増えていくみたいです。
なんかそういうpassionのあるお店って、素敵ですね。
