2005年02月05日

GVHDとは?その1

Graft Versus Host Disease、日本語に訳すと移植片対宿主病と言うそうです。
造血幹細胞移植をした後に、ドナーのリンパ球が、患者の内臓などを異物と
みなして、攻撃することによってしょうじる現象のことです。本来ならば、
リンパ球は、体の外からのばい菌や異物に対して攻撃をするのですが、なにせ
造血幹細胞移植後は他人の体にやってきたわけですから、患者の体も異物と
みなすことがある、ということです。これは、HLA(白血球の型)がすべて
一致している、また血縁間での移植である場合には、発生する頻度や確率は
少なくなります。

 

GVHDの具体的な症状としては、下痢、発熱、発疹、粘膜障害、多臓器障害など
たくさんあります。私の場合には、肺炎とドライアイが大きなものですかね〜。
人によって出かたなどはそれぞれ違うと思います。移植後100日までに出た
GVHDを急性GVHD、移植後100日以降に出たGVHDを慢性GVHDと言っています。

 

このGVHD、重度の場合には命にかかわるので、やはり出ないほうがいいもの
ではあるのですが、むしろ適度にGVHDが出たほうが白血病の治療にはよい結果
をもたらすことがあると言われています。
GVL効果と言って、GVHDを起こす事によって、骨髄や血液中に残っている白血病
細胞もドナーのリンパ球が攻撃して減らしてくれるというもの。
実際、私の場合には、造血幹細胞移植の直前のマルクで白血病細胞が残っている
状態での移植でしたから、ある程度は移植後のGVHD、GVL効果を期待していた
面もあったと思います。実際、それでいまのところ移植後のマルクでは白血病
細胞が検出されないという形にもってくることができました。



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