2005年01月28日

長崎の事件

無菌室にいるときに、長崎の小6の女の子が同級生に刺されて亡くなる
事件が起きました。そのときは、だからずっとテレビで報道を見ていた
と思います。そして、この事件についてだけは、なんかすごい見ていて
泣いてしまいました。

 

これ以外にも、毎日のように、いろんな暗い事件、ニュースが起きています。
でもそれらに対してひとつひとつ喜怒哀楽を本気でできない、というのが
いまの普通の人の感覚じゃないかと思います。テレビはどんどんすごい
勢いでニュースを垂れ流しているから。

 

私にとっては、無菌室にいるいろんな意味で弱った状態だったからかも
しれないけど、そのタイミングで起きたこの事件については、いろんな
ことを考えさせられました。

被害者の女の子の父親が、新聞記者だからということで事件直後に記者会見
に応じていた様子を覚えている方もいらっしゃると思います。あれを見た
時には、無念、怒り、何もしてあげられなかった悔しさを押し殺して話す
姿に、なぜか涙が出てきました。それはきっと、もし今(無菌室に閉じ込め
られた状態で)妻や娘になにかがあっても何もしてやれない、という思い
と重なったのだと思います。もちろん自分の思いは勝手な仮定、想像であ
って、実際にテレビに映し出されている被害者のお父さんと比べるなど
できない感情ですが、そのときには、普段ならテレビや新聞でどんな事件を
見てもリアルに感じることができない感情、娘を亡くした父親の気持ちと
いうのに少し近づいていた気がします。

変な話ですが、その分、早く病気を治して元気になって家族の元に帰りたい
という気持ちがより強く強く自分の中で大きくなりました。

自分にとって、忘れられない事件です。


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