2005年01月25日

メンタル面では・・・

無菌室というのは、普段日常で暮らしている空間と比べると、とても特殊な
空間です。清潔を保つためにいろんな器具があったり常に空気がボーっと
流れていたり、ガラス張りだったり、自分自身も体力が落ちてしまって
へろへろだったり・・・。人によっては、無菌室はまわりに気兼ねしなくて
好きに本読んだりゲームしたりできるからいいな、という人もいます。
でも、私にとっては、閉じ込められているという気持ちが抜けなくて、
とてもとても辛い時間でした。いま考えてみると、無菌室の中にいた時間と
いうのは、1ヶ月もいなくて、入院期間全体からするとほんの一部だけとい
う考え方もできるんですけどね。でもすごく無菌室での時間は濃かったと
いうか、自分にとってとても忘れられない、精神的なつらさがありました。

 

一番は、妻や娘など、家族と思うように触れられない、というのがあったと
思います。白血病になってしまった以上、重要な治療の時には感染の危険の
ある何にも触れられないので、贅沢といえば贅沢なのだけど、そしてガラス越し
でも姿を見て内線でおしゃべりすることはできるのだけど、それでもガラス
1枚へだてたところでの距離がとても遠く感じて、すごくしんどいな、と
思っていました。きっと、見守る家族も、無菌室の中にいる私に対して外から
見守るしかない、という辛さをとても感じていたのだと思います。

 

は、恥ずかしい話ですが、移植をして3週間くらいでしょうか、スピッツの
ベストアルバムの中の「君が思い出になる前に」を聴いていたら、すごくなんか
いろんなことを考えて頭の中がぐじゃぐじゃになって、すごいおお泣きして
しまい、しかもそれを看護師さんに見つかってしまい、かなり心配そうに
「大丈夫ですか〜?」と聞かれてしまいました。30になろうとしている大の
大人が・・・と今でも恥ずかしいよ。でもあの時は、かなり精神的に参って
しまっていたのは事実だな〜。結局、それから数日もしないうちに、無菌室を
でて個室に移ることになりました。まだ正式には、正着していないのに。
(きっと、目撃した看護師さんが、あの患者さん早く無菌室から出したほうが
いいですよと意見したのだろうと予測!)

 

↓このアルバムで号泣

RECYCLE Greatest Hits of SPITZ

ついでにいうと、東大病院で造血幹細胞移植を実施する場合、というよりも
無菌室に入る場合、なのかな、やはり無菌室という特殊空間に長い間治療のため
入る患者さんのメンタル面をサポートするために、心療内科の先生も患者に
ついてくれて、毎日ではないですが何日かに一度お話をしにきてくれたり、
夜眠れなければ、眠剤(睡眠薬)を適宜処方してくれたりします。心療内科の
先生の診察そのものというよりも、そういう体制をとってくれている、という
ところが安心材料としてはありました。




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