造血幹細胞移植をするに当たって長い付き合いになるのが、
CVと呼んでいる、管です。
正式には、「中心静脈カテーテル挿入」といいます。
これは肩甲骨のあたりから差し込んで心臓の近くの太い血管に
いろんなものを流し込むことができるようにする器具です。
最初の頃の化学療法では、手首のあたりの血管に簡単な点滴用
の器具を挿していたので間に合っていましたが、輸血や栄養補給や
移植となると、太い血管に流し込む必要があるため、CVを取り付けます。
移植の数週間前、私の場合には5月中旬の移植だったのですが、
ゴールデンウィーク前の4月末に、CV挿入が行われました。それが
大変だったこと!体の痛みでいったら一番だったかもしれません。
というのも、本来は局部麻酔を打って、挿入して、止めるという作業に
30分程度で終わるものが、胸のあたりの骨、肋骨?の隙間が狭い
とかいうことで、なかなかうまいこと目的の血管にたどり着かない
らしく、何度も何度も先生がやり直したんです。最初は研修医の先生、
その次にその上の中ベンの先生、そしてそれでもダメで別の中ベンの
先生、と変わって最終的に2時間半以上、CV挿入にかかりました。
その間、麻酔を打つこと10回以上(だったらしい)、もう途中からは
かなり直接痛みも感じるようになってしまって、正直つらかったです。
しかし、このCVは、本当に大事なものです。
抗がん剤やその他の薬を点滴で入れるときだけでなく、移植そのもの
をおこなう時造血幹細胞を流したり、無菌室で食事が取れない状態で
栄養をここからとったり、もう命をつなぐ器具といっても過言では
ありません。だから、CV挿入で手間取っても、またあとで、とかは
いえないんですよね。なんとか我慢して無事挿入ができた時には
ほっとしました。
このCVとは、移植をして無菌室を出て、退院する前まで数ヶ月の
お付き合いになります。その間、風呂やシャワーに入るときには
その都度看護師さんに濡れないように防水のシールとかで覆って
もらわなきゃいけないので、それはお互い面倒ですが、それは
仕方ないですね。
退院も近くなった頃、このCVを先生に抜いてもらいましたが、無理を
言って、記念にということで頂いてきちゃいました。きっと、この
移植を影で支えた最大の功労者であり、(挿入するときの苦労で)一番
やっかいなやつだったな、ということで。
おまけ:こんな感じで何かをするときには
「同意書」をよく読んでサインをします。
その数、膨大ですっ
