2005年01月07日

造血幹細胞移植の前処置(放射線治療)について

移植をする前には、前処置というのを、きちんとしなくてはなりません。

 

まずは、体が移植できる状態にあるかどうかチェックするための数々の
検査。耳鼻科で鼻炎がないか、歯医者で感染のもとになる虫歯がないか、
エコーやCTで内臓に問題がないか、肛門科で痔がないか、などいろんな
ことを調べます。ちょっとくらいなら大丈夫ですが、ここで治療をして
おかないと、無菌室の中で感染したりして命取りになったりするので、
詳しくチェックをするのだそうです。

 

私の場合には、すっかり横向きに生えてしまった親知らずがちょっと
問題だったのだけど、それを抜くにはあごを削るとかしなくてはいけ
なくて、かえって移植時の感染のリスクを高めてしまうということで
治療は見送り。結局今も横に生えた親知らずはそのままです。
あと、肛門科の診察は痛かった!何も言わず肛門にどがーんと棒か
なにかが入ってきたからね、「んぐう」と声が出てしまいました。
「ちょっと痔の種みたいのあるけどま、大丈夫でしょう」ということ
になったのですが、これが無菌室での苦しみの伏線となるんです・・・

 

そしてもっとも大きな前処置というと、放射線照射(TBI)です。

これは、造血幹細胞移植でドナーの細胞が入ってくる前に、自分の体
の造血幹細胞をすっかり空っぽにするための治療です。
無菌室に入室する3日前から、1日2回、3日間、合計6回のTBIが
行われます。最初の1回は、1.5時間ほど。あとは30分ほどです。
言い方は悪いですが、棺おけのような箱の中に入り、枕みたいな
クッションで体を固定され、ふたを閉められ、大きな機械の下を
行ったり来たりして全身に放射線を浴びせます。気分が悪くなった
時のために、イヤホンとマイクがつけられます。幸い、私は照射中に
気分が悪くなることはありませんでした。

基本的に、研修医の先生が付き添ってくれて放射線科まで歩いて
往復するのですが、さすがに、6回目の最後の時には、体全体が
痛めつけられていたからでしょうか、もうだるくて自分で歩いて病室
まで戻れなくて、車椅子で押してもらいました。

放射線治療は、当然のことですが、おおきなリスクを伴います。
それについては、放射線科の先生から説明を受けました。
2次発ガンの可能性があるとか、白内障とかその他、忘れちゃったけど。
でもここ乗り越えないと、造血幹細胞移植はないですから、あまり
深く考えずに、リスクを承知の上で乗り切らないとな、と思って
いました。いちいち恐怖感など感じていたら、前に進めません。

ついで余談ですが、私の移植が終わったあと、放射線科の私が使った
機械が燃えて火事になって、消防車が来たりニュースになったりして
いました。
でもね、不思議じゃないですよ。あの機械は三菱製でしたから。
(うわーとうとう言っちゃった!)

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この記事へのコメント
初めまして!私は高2の女の子で去年7月最後の日検査入院しその後急性リンパ性白血病と分かり今も治療中の者です!私もクラムボンさんと同じく発病前はカナリ健康でした。突然の発病でした。鼻血、痣、貧血、だるさなど。熱をきっかけに病院行きました!多分移植すると思います。サイト全部見ました。いきなりで何書いたらいいか分かりませんでしたが宜しくお願いします
Posted by moonlight♪ at 2005年01月08日 16:53
moonlight♪ さんはじめまして。
コメントを下さってありがとうございます!
現在は化学療法をされているのでしょうか?
造血幹細胞移植をするのであれば、いろいろと検査をしたり
体調を整えたり、大変だと思います。
でも10代で若いということは、少なくとも年齢が上の場合と比べると
体力面やいままでの内臓の疲弊度から言って絶対に移植に有利ですから、
乗り越えて欲しいと思います。

これからも内容を充実させていきたいと思いますので、ぜひ
また遊びにきてください!
Posted by crambon at 2005年01月08日 21:52