壬生義士伝
世の中、年末年始休暇に入ったみたいなのでひといきをかねて。
というよりも今年のうちに書いておきたかった話題を。
今年は、大河ドラマで「新選組!」をやっていてつい先日終了しました
ね。私も途中からずっとギガポに録画して時間を見つけてはずっと
見つづけました。大河ドラマを本格的に見るのは、独眼竜政宗以来かも
しれません。

壬生義士伝 上 文春文庫 あ 39-2

壬生義士伝 下 文春文庫 あ 39-3
自分の中の新選組ばやりのきっかけとなったのが、この浅田次郎の
「壬生義士伝」です。ついでにいうと、テレビドラマ版(渡辺謙主演)
と映画版(中井貴一主演)の映像もそれぞれあって、どちらも入院中
または退院してから、見ました。
ストーリーは、南部藩を脱藩した吉村貫一郎という貧しい武士が、
故郷に残した妻子を養うために、ひとり京に上り、剣の腕ひとつで
新選組で生きていく、そして最後は死んでいく、という物語です。
なぜか大河ドラマ「新選組!」では吉村貫一郎はキャストから外されて
いましたね。・・・残念。
で、映画版の壬生義士伝は、日本アカデミー賞をとったので、それは
地元岩手の新聞でもおおきく報じられていましたし、なんかちょっと
うれしい感じがしました。
やはり地元びいきの田舎もんなんで、盛岡とか岩手とか、その出身者が
脚光をあびると、嬉しくなるもんです。
浅田次郎の壬生義士伝は、盛岡弁の操り方はどうかな、と思いつつも
でも実直に真面目に家族のために生きようとする南部武士の姿が
上手に描かれていると思います。当時、脱藩してまで貧困から逃れよう
とする吉村の姿が、哀しく映ります。
ついでに、テレビドラマ版の壬生義士伝は、渡辺謙主演で、とっても
いい味だしてます。比較してはなんですが、映画版の中井貴一よりも
らしさを出し切っている気がして好感が持てます。
映像という意味で言うと、大河ドラマ「新選組!」を加えた3つの
作品では、俳優がいろんなところで違うキャストで出演していて、
それを混乱しながら整理するのも楽しみのひとつでした。
ええと、
佐藤浩市 大河ドラマ「新選組!」で芹沢鴨、映画版「壬生義士伝」で斉藤一
堺雅人 大河ドラマ「新選組!」で山南敬助、映画版「壬生義士伝」で沖田総司
伊原剛志 大河ドラマ「新選組!」で佐々木只三郎、テレビドラマ「壬生義士伝」で土方歳三
てなところですか。他にも、いろんな新選組関連の本を読んで新選組隊士の
印象ってやっぱりできあがるんですが、一番気になるのは、やはり斉藤一
ですかねー。
大河ドラマではオダギリジョーが好演していましたし、テレビドラマ版では
竹中直人が左利きの剣士ということで、くせのある感じを存分に発揮して
いました。
それから、人物ということでは、やはり新選組の中では土方歳三を抜いて
考えることはできないな、というのが強い印象です。なぜか大河ドラマでも
主役の近藤勇役の慎吾くんより、土方役の山本耕史のほうが絶対存在感
あったもんね。
で、土方にスポットを当てた、司馬遼太郎の「燃えよ剣」を、やはり入院中に
一気に読んでしまいました。この人物のすごさは、むしろ新選組が崩壊した
あとの戦い方にあるのかもしれません。どんな不利な状況でも、獅子奮迅
の戦いを続ける意思というか、気持ちは、なかなか真似できるものじゃ
ないな、と思いました。函館で果てる前に、三陸沖の宮古でも政府軍と
戦っていたのか、とか勉強になりました。
ながながと語ってしまいましたが、新選組、今年でなければこんなに真剣に
見たり考えたりすることなかったかもしれませんけど、勉強になっていい
経験でした。
来年の大河ドラマ、「義経」、岩手の平泉の藤原氏と密接にからんでくる
ので、これもまた楽しみなひとつ。また毎週見ることになるかもしれません。
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