2004年12月24日

造血幹細胞移植とは

白血病では、骨髄の中にある造血幹細胞が成長して
白血球や赤血球や血小板になっていく過程またはそのおおもとで、異常が
発生して、正常な血液成分が造血されない、という問題が生じています。

 

化学療法で、がん化した白血病細胞をやっつけたとしても、その細胞の
絶対数がゼロになることはなく、化学療法をやめてしばらくすると必ず
白血病が再発します。
(化学療法だけで完治する白血病もあると聞いたので、すべてではない
と思いますが)

 

そこで、造血機能を担う、骨髄の中の自分の造血幹細胞を、新しいもの
に取り替えて、正常な造血機能を取り戻そうというのが、
造血幹細胞移植です。

骨髄バンクとか、骨髄移植という名称が一般的になっているので、骨髄を
すっかり取り替えてしまうかのような印象がありますが、正しくは骨髄(液)
の中の造血幹細胞を取り替える、ということですね。
移植の方法も、骨髄液をドナーさんから採取して輸血のように患者の体
の中に注入する方法と、ドナーさんが時間をかけて造血幹細胞を薬を
使って抹消血に出して成分献血みたいに採取してそれを凍結して保存し、
移植日に常温に戻して患者の体の中に注入する方法と、2つあります。
骨髄バンクでドナーさんから移植を行う場合には、前者しかありません。
これは、ドナーさんのスケジュール最優先で、患者はそれにあわせて
いく必要があります。後者は、血縁(家族)間での移植の場合にのみ
できますが、私は妹をドナーとしてこの方法でした。あらかじめ造血幹
細胞を採取して冷凍保存するので、スケジュールとしては、いろいろ
融通がききます。

造血幹細胞移植が実現するにはいくつか条件があるのですが、それに
ついては、次回説明したいと思います。

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